参道を散策

※ネタバレ満載なので、実際に行って発見を楽しみたい!という方はお戻り下さいm(_ _)m

熊本市観光案内図

熊本市観光案内図 水前寺公園

参道へ入る前に、ちょっと鳥居の左下の地面を観てほしい。なかなか古そうな熊本市観光案内図が埋め込まれている。

 

「熊本学園大学」の名称は「熊本商大」に、「九品寺交差点前」も「電報局前」となっているので、少なくとも20年以上前に設置されたもののようだ。

 

参考

1994年に「熊本商科大学」→「熊本学園大学」へ

2002年に「電報局前」→「九品寺交差点前」へと名称変更された。

長寿の大鳥居

水前寺公園 長寿の大鳥居

成趣園へ入る前に我々を出迎えてくれるのが、この長寿の大鳥居と呼ばれる鳥居である。明治43年(1910)に細川藤孝(幽斎)公の没後300年を記念したものだ。

 

2016年4月16日午前1時25分に発生したM7.3の大地震により、この鳥居は本当に残念ながら倒壊し、隣の冨久屋物産店さんを直撃してしまいました。

詳しくはこちら「熊本地震の記録」 ※現在制作中

出水小(いずみこ)橋

出水小橋 水前寺公園

明治44年(1911)1月に架けられたこの橋は、幅約7m、全長1.5mほどしかないカワイイ橋である。初めて来園する人で「お、ここに石橋があるぞ」と気づく人は、きっと橋マニアだろう。

成趣園に入る前の心得!

出水神社 注意事項

ほとんどの方が素通りされると思われるが、成趣園に入る際の注意事項が、料金所の手前に掲示してあるのでここで確認しておこう。

一、車馬ヲ乗入ルコト

一、魚鳥ヲ捕ルコト

一、竹木を伐ルコト

右境内ニ於テ禁止ス 出水神社

さらにこの掲示板の裏手には、出水神社のご縁などが記された高さ約3mもある石碑もあるので、ぜひチェックしていただきたい。


水前寺廃寺跡

水前寺廃寺跡

熊本市指定の史跡が、水前寺観光センターの北側にひっそりと存在している。調査の結果、ここには平安中期頃に三重塔があったと推定されるそうだ。「水前寺廃寺跡」というのが、忠利公(細川家 第3代当主)時代の水前寺(後の玄宅寺)のことを指すのか、平安中期に存在したお寺のことを指すのかは、現在調査中である。申し訳ない。

 

▼詳しくは以下を参照していただきたい。

 

ちなみに、左の石碑の建立日は昭和43年(1968)8月13日とある。 成趣園を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてほしい。

玄宅寺

もともと成趣園内にあったこのお寺は、忠利公(細川家 第3代当主)に招かれた豊前羅漢寺(ぶぜんらかんじ、大分)の禅僧・玄宅和尚(げんたくおしょう)が「水前寺」として建てたもので、綱利公(細川家 第5代当主)の代になって今の場所に「玄宅寺」として移築された。


玄宅は病弱であった忠利公に、後に熊本の郷土料理となる「辛子蓮根」を薦めた人物だ。 それゆえ、この玄宅寺は辛子蓮根発祥のお寺とも言える。

舞踊団 花童さんの定期公演もここで行われているので、要チェックだ。